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手が冷たい人は心が温かい?心の動きと手の温度、深い関係とは

Date:2018.12.13

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手が冷たい人は心が温かい?心の動きと手の温度、深い関係とは|Ichifukuen
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「手が冷たい人は心が温かいんだよ」

そんな言葉を耳にしたことがはありませんか?

昔からよく言われているこの俗説について、近年は「ただの迷信ではなく科学的な根拠がある」と語る研究者も出てきています。

その根拠とは、いったいどんなものなのでしょうか?

そして「手が冷たい人は心が温かい」というのは、はたして本当なのでしょうか?

今回は、ちょっと気になるこの議論についてご紹介しましょう。


【1】仮説の根拠!手が冷たくなりやすい人の特徴は?

「手が冷たい人は心が温かい」という説には、それを「正しい」とする人、「いやそんなことはない」という人、両方が存在します。

まずは近年「正しいと思う派」により示されている科学的な根拠を見てみましょう。

1.手の温度が変わるメカニズム

緊張すると手に汗をかいたり、手が冷たくなったりする、という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

これは俗説や迷信などではなく、生理的な現象であり、れっきとした事実です。

そもそも手や全身の皮膚が汗をかいたり冷たくなったりするのは、体温を調節するためです。人間を始めとする恒温動物は、外気温が変化しても身体そのものは一定の体温を保つようにできています。

体温を保つために常に体内で熱を作り続けているわけですが、この熱は放っておくとどんどん身体の内側にこもるばかりになってしまいます。

風邪やインフルエンザで高熱を出したときのことを思い出してみてください。身体が熱くなりすぎるのはとても苦しい状態ですよね。
体内で作られた熱が身体の外に放出されずにこもりっぱなしになってしまうと、人はあの苦しい状態に陥ってしまい、生命を維持することができません。

そこで人は、汗をかいたり、身体の末端である手足の先まで血液を循環させたりして、身体の中を冷やします。

温かい血液を、手のひらや指先などの皮膚表面近くの毛細血管にまで行き渡らせることで、外気によって血液を冷やすのです。

そして適温まで冷えた血液を全身に循環させることで、体内を冷やし、また体内から熱を奪って温かくなった血液を皮膚の表面へ流し込む……。

こうした一連の動きで、猛烈に暑い環境の中でも身体は常にちょうどよい体温に保たれています。

ただし、この血液循環の働きには、個人差があります。体質的に血液循環が得意な人もいれば、あまり得意でない人もいるのです。

血液循環が得意な体質の人は、どんどん血液を循環させることができるため、手のひらは比較的温かさを保ちます。

血液循環が苦手な体質の人は、どちらかといえば皮膚表面に回る血液が少ないため、手のひらが冷たくなりがちです。

手が温かい人と冷たい人が存在するのは、血液循環による体温調節機能の個人差によるところが大きいのですね。

2.手が冷たくなりやすいのは「緊張したとき」

では、手が冷たい人=血液循環による体温調節が苦手な体質の人は、心が温かいのでしょうか?

いいえ、そういうわけではないようです。手が冷たくなる原因には、もう一つ有名なものがあります。思わず手が冷たくなったり、手のひらに汗をかいてしまうタイミング……。

そう、それは「緊張したとき」です。

緊張や恐怖を感じると、脳の司令を受けた副腎髄質から「アドレナリン」というホルモンが分泌されます。アドレナリンは「闘争ホルモン」もしくは「逃走ホルモン」とも呼ばれ、動物が敵から身を護るために分泌するホルモンであると言われています。

このときに出るのが、普段の汗とは異なる「緊張汗」という汗です。

緊張汗は「精神性発汗」と呼ばれ、普段かく体温調節のための汗(温熱性発汗)とは別のものです。

緊張汗は、手のひらやワキといった特定の場所からのみ分泌されます。「手に汗握る」という言葉がありますが、それも緊張や恐怖を感じるシチュエーションを表す慣用句ですよね。

緊張汗のメカニズムはまだ詳しく解明されていませんが、緊張汗をかくような場面では、人の手の表面温度はかえって冷たくなることが分かっています。

3.なぜ「手が冷たい人は心が温かい」と言われるのか?

さて、ここで問題の「手が冷たい人は心が温かい説」の登場です。

緊張や恐怖を感じやすい人、つまり気持ちがドキドキしやすかったり感情が大きく動きやすかったりする人は、交感神経の働きで手が冷たくなりやすいと言えます。

逆にいつも落ち着いてあまりドキドキすることがない人は、緊張汗をかく場面も少なく、手が冷たくなりにくいと言えます。

これが巡り巡って、「手が冷たい人は心が温かい」と言われるようになったのではないか、という説が現在最も有力です。

緊張や恐怖を感じやすいというのは、言い方を変えれば人の気持ちに敏感だったり、感受性が強いということでもあります。そうした性格は確かに「心が温かい」という長所にも繋がります。

じゃあ手がいつも温かい人は心が冷たいのか、というと、決してそうではないでしょう。

心が冷たい・温かいというよりは、「手が冷たくなりやすい人は感情豊かな人」「手が冷たくなりにくい人は落ち着いている人」と言った方が正確と言えるかもしれません。

【2】女性ホルモンが関係?もう一つの仮説

女性に限って言うと、手の温度と心の動きに関する仮説がもう一つ存在します。

女性の卵巣から分泌される「エストロゲン」というホルモンは、乳房や乳腺の発達を促したり、女性らしい身体つきを形成したりする物質として知られています。

一説によると、このエストロゲンをたくさん分泌する体質の女性ほど、肌を露出したくなる傾向が強いと言われているのです。

肌を露出すると当然、身体が冷えやすくなり、手も冷たくなります。

一方でエストロゲンは「心を穏やかにする効果もある」と言われているため、「エストロゲンの分泌が多い穏やかな女性=肌を露出する機会が多く、手が冷たくなりやすいのではないか」という仮説が、一部の間では語られています。

【3】逆に「手が温かい人は心も温かい」説のデータもあった!

一方で、「いや、手が温かい人こそ心が温かいのかもしれない」という研究結果もじつは発表されています。

こちらは2008年にアメリカで行われた研究です。エール大学とコロラド大学の共同研究チームは、被験者にホットコーヒーとアイスコーヒーをしばらく持っていてもらった後、第三者に対する情報を与え、どんな評価を下すかを調査しました。

すると、ホットコーヒーを持った人は、アイスコーヒーを持った人に比べて、

  • 他人に対して好印象を抱きやすい
  • 寛容な気持ちになりやすい
  • 思いやりを発揮して、他人に何かしてあげようと感じやすい

といったデータが出やすい傾向が見られたのです。

つまりこの研究では、温かいものを持った人(手元が温かい人)の方が心も温かい傾向があったということになります。

この研究を行った研究者は、「身体的に温かい状態にあると、我々は他者を心が温かい人だと判断し、自分自身もより寛大になったり温かい気持ちを持つ傾向があるのではないか」と判断しています。

【まとめ】手が冷たい人は本当に心が温かいの?その答えは…

「手が冷たい人は心が温かい」という俗説が正しいのか、否か。

結論としては「どちらとも言えるが、少なくとも『感情が動きやすいほど手が冷たくなりやすい』ことは事実である」というところでしょうか。

いずれにせよ、心の動きと手の温度は深く繋がっているようです。

今後、人体や心に関する研究がより進めば、この真偽がどちらなのかはっきりと証明される日が訪れるかもしれません!

次に誰かと握手をするときは、その手の温度と相手の印象、そして自分の心の動きを観察してみると面白いかもしれませんね♪

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ライター:コロボックル

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